2008/11/03

環境再構築用メモ。設定変更やインストールする(予定の)ソフトやアドオンのメモ

※新しく9.10用の記事を書きましたのでそちらをご覧ください。以下の内容は古いものです。

Ubuntu Studio である程度音関係のソフトは入っている状態から:

ubuntu-desktop-ja
日本語環境。8.10のamd64環境ではubuntu-desktop-jaパッケージが(まだ?)ないので、ubuntu-desktop-ja-helperを入れる。その後は上記と同じ。ただしAdobe Readerは日本語版セットアップヘルパからはインストールできない。pdfの閲覧のためのソフトにはデフォルトでインストールされている文書ビューア(だっけ?)があり、大抵はそれで表示できる。


・xfceデスクトップ
軽量デスクトップ。下記を参考に作業する。
Ubuntu Weekly Recipe:第6回 デスクトップのカスタマイズ(1):Ubuntu/Kubuntu/Xubuntuの切り替え/Ubuntu Tweak |gihyo.jp … 技術評論社
ま、Synapticで"xubuntu-desktop"をインストールするだけ。関連するアプリも自動で入る。追加で"xubuntu-artwork"とか入れてもいいかも。でもいらないかも。


・xfceで変えるところ。
まあ、ひとつひとつ書いていくまでもないかな。
パネルとかタスクリスト(Windowsで言うタスクバー)とかの調整、パネル上のアイテムの追加。好きに。


・体感速度の改善
OSやアプリの起動速度の改善とか。下記を参考に。
Ubuntu Weekly Recipe:第8回 体感速度の改善 : bootchart, concurrent boot, readahead, preloadの利用|gihyo.jp … 技術評論社
リンク全部やらなくてもいいと思うので、好きなのを。今回は concurrent boot と preload を設定。


・時刻の自動同期設定
NTPサーバから正確な時刻を取得するようにする。
Ubuntu Weekly Recipe:第14回 自動的な処理:自動ログイン・自動アップデート|gihyo.jp … 技術評論社
xfce環境では「日付と時刻の調整」はメニューの「システム」の中にある。


・不要なサービスを停止
とりあえずBluetoothデバイスの管理は不要かなと。今Bluetooth使ってないし。他はよく分からん。
メニューから、「システム」→「サービスの管理」。

・Firefoxのアドオン追加
「Googleノートブック」以外はFirefoxのメニューからインストールできる。

FireGestures
。マウスで「戻る」や「進む」などのアクションを可能にする。
GMarks。Google Bookmarksをサイドバーに表示させる。ローカルのブックマークと変わらない感じで扱えるようになるので便利。
緑のgoo。これを入れて検索バーを使うと使った回数に応じて植樹されるらしい。
タブカタログ。開いている全てのタブをサムネイル化して表示してくれるので、タブの切り替えが簡単にできる。
User Agent Switcher
IEでしか見られないサイトのうち、単純にブラウザのUser Agentで判断しているところだったらこれ使えば見られる。
Firebug 最近知ったプラグインですけどちょうべんり。WEB制作する人は必携といえよう。
Googleノートブック。これはGoogleノートブックのサイトに行かないとインストールできない。メモ取りソフト。ウェブページのクリップも可。


・Firefoxのデータをリストア
バックアップをとっていたFirefoxのデータをリストア。全部書き戻してもいけるかもしれないけどこわいので、最低限必要なブックマークとパスワード関係のファイル、三つだけ。
key3.db
places.sqlite
signons3.txt


・Thunderbirdのデータのリストア
一度起動してなにも設定せずに終了。その後、バックアップしておいた".mozilla-thunderbird"内のファイルを戻すだけ。これでアドオンも含めてリストアされる。
ただし、(Firefoxでもそうだけど)バージョンが異なるとうまくいかないことが多いので注意。


・素のSynapticではインストール不可なもの、をインストール。

Wicd
無線LANのマネージャ。WPAのパスフレーズを覚えていてくれる(GNOME標準のgnome-network-managerではWPAはうまく行かなかった)。
端末で wget -q http://apt.wicd.net/wicd.gpg -O- | sudo apt-key add -
Synapticでリポジトリを追加 deb http://apt.wicd.net hardy extras
あとはSynapticで再読み込み→Wicdを検索→インストール。
Dropbox
超便利なシンクロシステム(©キング・サニー・アデ)。これを使うにはNautilusが立ち上がっていることが不可欠。xfce標準のファイラーはNautilusでなくThunarなので、ログイン時にNautilusを起動するようにしておく。
メニューから、「設定」→「設定マネージャー」。開いたら「Autostarted apps」をクリックして「+追加」で
Nautilusを追加する。

VirtualBox
このエントリにまとめました。
ただ、Synapticでリポジトリを追加してもnon-free版が検索できなかったので、端末で
sudo apt-get install virtualbox-2.0 しました。
あと、前のエントリで書いた、エラーその2とその3は出なくなりました。素晴らしい。
なんとなく画面の描画が遅く感じたので、ビデオメモリの設定を32MBにしてみました。


・素のSynapticでインストール可能なもの、をインストール。

wine
言わずとしれた、Windows用のソフトをLinuxで動かすことができるようになるソフト。素晴らしく便利。


・wineを入れたあとに入れるWindows用ソフト
主に、Windows時代に使っていて未だに手放せないフリーソフトや、購入したハードウェア(電話機とか)に付属してきたWindows用ソフトなど。

ID Manager
超便利なパスワード管理ソフト。ただ、Linux上では一括貼り付けができない。
Linuxネイティヴで同じようなソフトを探してるんだけどこれがなかなか・・・。KeePassXが候補に上がるが、データの移行が大変そうなので躊躇している。まだしばらくはお世話になります。
 

2008/11/02

ubuntu studio 8.10 を CDドライブはないけどPXEブート可能なノートPCにインストール

※9.10用に記事を書き直しました以下は8.10用の古い情報であることにご注意ください。

手順をメモ。
前回成功したときの手順はまったく忘れているため、今回もそうとう四苦八苦しました。

参考:
X40 マシンに PXE ブートで Ubuntu をインストールする : wanatabe's Weblog
Ubuntu PXE Install - C4 Wiki
PXE ブートで Ubuntu をインストール - May the Source be with you
4.6. TFTP ネットブート用ファイルの準備
PXEでDebian/Ubuntuをネットワークインストール - よしみ視点

ありがたや。しかしサイトによって書いてあることが微妙に違う。
しょうがないので適当に合わせ技で。


0.dhcpd.confの編集に必要になるので、IPアドレスとかプロバイダのDNSサーバとかを調べとく。具体的には、
・自マシン(サーバになる)のIPアドレス
・ルータのIPアドレス
・プロバイダのDNSサーバのIPアドレス
・インストールするマシンのMACアドレス


1.tftp と dhcp をインストールする。
sudo apt-get install tftpd-hpa dhcp3-server


2./etc/default/tftpd-hpa を編集する。
#Defaults for tftpd-hpa
RUN_DAEMON="yes"
OPTIONS="-l -s /var/lib/tftpboot"


3./etc/dhcp3/dhcpd.conf を編集する。
option domain-nameやoption domain-name-serversはコメントアウト。
末尾に下記を追記。

allow booting;
allow bootp;

subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 { //サーバ側マシンのIPが192.168.2.xだったらここもsubnet 192.168.2.0となる
range 192.168.1.200 192.168.1.253; //上に同じくサーバ側マシンのIPが192.168.2.xだったらここもrange 192.168.2.200 192.168.2.253となる
option broadcast-address 192.168.1.255; //上に同じくサーバ側マシンのIPが192.168.2.xだったらここもoption broadcast-address 192.168.2.255となる
option routers 192.168.0.1; //WAN側に接続しているルータのIPアドレス
option domain-name-servers 210.xxx.xxx.xxx; //プロバイダのDNSサーバ
}

host hoge {
filename "/pxelinux.0";
hardware ethernet 00:0x:xx:xx:xx:xx; //インストールするマシンのMACアドレス
fixed-address 192.168.1.210; //上記range内のIPだったらOK
}


4.Ubuntu Studio のCDがあれば、そこからnetbootに必要なファイルをtftpのディレクトリにコピー。
sudo cp -a /media/cdrom0/install/netboot/* /var/lib/tftpboot/


5.tftpサーバとdhcpサーバを起動する。
sudo /etc/init.d/tftpd-hpa start
sudo /etc/init.d/dhcp3-server restart


6.LAN上に他のDHCPサーバ(ルータ)があればDHCPサービスを停止する。


7.インストール先のマシンのBIOSでPXEブートの優先順位を上げて、ブート。
何度もやってだめだったけど、目を離してる間にいつの間にかブートできてた。
ふへー。

あとは通常とおりインストール。でオッケー。

# でも実際は、インストールするソフトのパッケージを選ぶ段階でエラーが。
# しょうがないので何も選ばずその過程をスキップ。
# 超ベースシステムのみでインストールを無理やり完了して、
# サーバマシンのDHCPを切ってルータのDHCPを復活させ、
# 再起動してapt-get install ubuntustudio-desktop。どんだけー。
# 今見たらカーネルがリアルタイムカーネルじゃないっぽい。どんだけー。

追記:
リアルタイムカーネルは間に合わなかったらしい。
Home | Ubuntu Studio

Sorry about no real time kernel by default this time. A ".1" release will be done soon with it. Thanks for the support!
だそうです。トホホ。